金曜日

神経症における集団精神療法とは

集団精神療法も神経症だけではなく、うつ病や他の精神病に対しても有効な治療法の一つです。

集団精神療法は、グループになっての話し会いがメインになります。

人数はさまざまですが、7人から10人程度で行うのが通常です。時間も行う場所によっても違いますが、極端に長いということはないです。

神経症では、特に社会不安障害に対して、この集団精神療法が使われることが多いです。

具体的には、いろいろな自分の症状をグループ内で話し合う中で、より自分を客観的に見れたり、他の人の意見を聞いて情報を得たりすることによって、神経症の症状を抱えているのが自分一人ではないんだということを知ることにこの治療法の良さがあります。そして、自分の症状について話すことによって肩の荷が少し下りるということもあり、有効性が認められています。

多くは心理療法士などのスタッフがいて行うのが多いですが、神経症の同じような症状の人たちだけでグループを形成して、自分の体験、他の人の体験、アドバイス等について話し合うセルフヘルプグループと呼ばれるものもあります。