パニック障害の特徴は、混んでいる電車内、車の運転中などの状況において、その閉塞感から動悸がしたり、めまいを起こしたり、冷や汗をかいたりといった症状に見舞われる神経症の一つです。
確かに逃げ場のない状況というのは、普通に言ってもストレスのかかる状況ですし、落ち着かないと感じることも多いですよね。
パニック障害になるということは、逃げ場がないという心理的不安が他の人よりも何倍も強くなっているということではないでしょうか。
ちなみにこの神経症の場合は、つまりはパニック状態になるということですが、パニックといってもその場ですぐに意識を失い、倒れてしまうこともあります。
一度この状況を経験してしまうと、再び同じような症状に見舞われるのではないかと恐怖心ができてしまうケースが多いです。
そういったことになると、恐怖心でその場に行くことができなかったり、強い不安感を抱くようになってしまいます。エスカレートしてしまうと外に出れないで引きこもってしまうこともあります。
<治療>
治療法は精神分析で有名なフロイトと日本では森田療法で有名な森田正馬が精神分析療法を編み出し、それを行いつつ、薬物療法でも抗うつ薬や抗不安薬であるメイラックスやワイパックスを服用するなど、心理的療法と薬物療法を組み合わせて行うといった治療が現在の主流のようです。