神経症の治療でよく用いられるのが、森田療法というものです。森田療法はその名の通り森田正馬という先生がつくった療法です。
本人も神経症のいわゆるパニック障害に、悩まされていたようです。
とくに森田療法では、神経質な性格の神経症に効果的であると考えられてきました。神経症の中でも強迫性障害、社会不安障害、パニック障害、心気障害などに適応されてきました。
今では神経症のみならず、うつ病などの病気にも発展して用いられています。
森田療法の特徴のポイントは「あるがままを受け入れる」というところにあります。簡単そうで難しそうですが。
不安や恐怖を自分自身で取り除こうと必死になればなるほど、神経症という症状から回復することは難しくなるということです。
取り除こうと必死になるのではなくて、そのままの自分を受け入れることができれば自然と回復に向かうというのが基本的な森田療法の観点なのです。
段階があって4つの段階に分かれていて、それらを一つずつ行っていきます。
具体的な森田療法については、次の機会に詳しく紹介していきたいと思います。