PTSD(外傷後ストレス障害)は、阪神淡路大震災やベトナム戦争を思い出していただけるとわかるように、人間にとって究極的にストレスの多い出来事に合った時に引き起こされる障害です。
PTSDの症状は、生活上の様々なことに関して無感覚になったり、実際に起きた出来事をリアルに思い起こすフラッシュバックという症状、アヘンドニアという快楽喪失状態などがあり、それとともに自律神経が過覚醒を起こしたり、抑うつ状態になったりします。
通常はショックな出来事から、数週間から数か月後に発症するので、すぐにそのような状態にはならないです。
PTSDの多くは、治療によって回復していきますが、中には症状が慢性化してしまうこともあるようです。
薬物療法としては、現在抗うつ薬や抗不安薬を使用することが多いようです。
できれば薬物療法だけでなく、いろいろな周囲のサポートが必要になってくると思われます。