急性ストレス反応とは、あるストレスに対して引き起こされる一過性の障害です。
どんなストレスによって急性ストレス反応が引き起こされるかというと、たとえば家が火事に合ったとか肉親の死や、事故にあったとかといったような出来事に対して引き起こされます。
ストレスの原因は人によって違いますし、どれだけストレスに対して強いかどうかというレベルも急性ストレス反応が引き起こされるかどうかのカギを握っています。
たとえ同じ環境のストレスを他の人間も受けていたとしても、すべての人がストレス反応が起きるわけではないということです。
急性ストレス反応の具体的な症状は、初期の段階は刺激があっても理解できない等の、注意力がなくなってしまいます。その後パニック不安や発汗をしたりといった自律神経症状が見られたりします。
ほとんどの場合は、ストレス反応を引き起こす原因となる出来事から2~3日後には落ち着く一過性のものです。
稀にその間の出来事を完全に忘れてしまっている場合もあります。これは人間の脳の防衛機制が働いたためと考えられます。