神経症の症状というものは、自分が考えても他人から見ても、納得ができるものを指します。例えば高いところが苦手な高所恐怖症などは、他人から見れば何となくどうしてその人がおびえているのかわかります。
強迫性障害、パニック障害なども同様に、どうしてそのような神経症の症状になるのかが理解することができます。
逆に精神病に関しては、なぜそのような状況になっているのか、他人から見てわからない状況が多いです。例えば妄想状態に関しては、精神病の患者しかない現実の理解があって、他人には理解ができません。
こういった人から見て了解が可能であるかどうかが、神経症と精神病の決定的な違いと言えるというのが、昔から言われている論理です。
でもどちらにしても、神経症も精神病という大きなカテゴリーというか、人間の心理面の病気、あるいは障害ということに関して言えば、大きく分けることもないのかもしれません。
また、神経症のほうが精神病よりも病状が軽いと思いがちですが、病状の軽い重いで神経症と精神病の症状などを比較しているわけではありません。
精神病の症状チェックガイド